シックハウスの基準改定

On 2017年7月22日 by admin

シックハウス症候群あるいは化学物質過敏症と言えば、拙著「シックハウスでもう泣かない!」を日刊工業新聞社さんから発行した当時社会問題化しましたが、その後の法改正等によりほぼ終息したと言われてきました。しかし、一部の方々にとっては「忘れ去られようとしている病気」として今も塗炭の苦しみの中で悩んでおられます。

そういった中で、あまりマスコミに取り上げられていませんが、厚生労働省は、このシックハウス症候群の原因となる化学物質と室内濃度指針値を見直すため、2017年7月4日までにパブリックコメントを実施しました。 

ところで。一応おさらいしておきましょう。

 シックハウス症候群とは、家の中の床、壁、天井等の建材や家具から揮発した化学物質によって、目のチカチカやめまい、のどの痛み、頭痛、火照り、肩こりなどの様々な疾患(不定愁訴と言います)を発する病気です。現在は保険治療の対象になっています。

 見直し案として、2-エチル-1-ヘキサノール、テキサノール、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールジイソブチレート(TXIB)の3物質を追加。さらに、キシレンとエチルベンゼン、フタル酸ジ-n-ブチル、フタル酸ジ-2-エチルヘキシルの4物質につきましては指針値を改定するとしています。

室内空気質測定

室内空気質測定状況

本にも書きましたが、例えこの問題が知られて20年近くなっても、人体の構造が変わる訳ではないので、相変わらず「個人差」の問題が残ります。多くの人にとってほぼ問題ないれべるでレベルであっても、家族の内だれか一人でもこの疾患になれば、生活が一変します。人生が壊れると言っても言い過ぎではないです。一家離散するほどの影響があります。

どうか国も事業者もその一部の人が今でもいるという事を頭においてよい家づくりをしていただきたいと思います。

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