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マンエイの考える「ユニバーサルデザイン」とは
 

ユニバーサルデザインの提唱者はアメリカノースカロライナ州立大学の故ロナルド・メイス氏です。彼は自身も身体に障害を持つ生活の中で、それまでのバリアーフリーの概念に代わって「出来るだけ多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインすること」をユニバーサルデザインと定義しました。
その特長は「すべての人が人生のある時点で何らかの障害をもつ」ということを発想の原点にしているところです。さらにその7つの原則を提唱しています。

Universal Design

ユニバーサルデザイン7つの原則
原則1誰にでも公平に利用できること
原則2使う上で自由度が高いこと
原則3使い方が簡単ですぐわかること
原則4必要な情報がすぐに理解できること
原則5うっかりミスや危険につながらないデザインであること
原則6無理な姿勢をとることなく,少ない力でも楽に使用できること
原則7アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること

ロナルド・メイス氏の言いたかった事は「人を知ろう」という事だったのだろうと思います。彼はそれまでのバリアフリーという概念とは異なる新たな概念としてユニバーサルデザインを位置づけています。個性があるのが人間である。その個性に左右されないモノ・表現・サービスこそより大きな価値を持っていると言っているように思います。結局そのためにはもっともっと人間を知る事が必要ですね、と。

我々の行っている住宅リフォームはこれがものすごく取り組みやすい環境にあります。誰にでも使いやすいというレベルをより上げることができます。じっくりとご本人・ご家族はじめ、ヘルパーさんがいらっしゃればその方のご意見なども現場で動きを見ながら対応していけるからです。そして最も重要な事は、「本心はどこにあるのか?」を知ることです。外見からは分からない精神面のユニバーサルデザインが一番対応が難しいのです。

ただ単にズケズケと根掘り葉掘り聞くだけでは本心を見せていただけません。だからと言って気を使って話をしていることが伝わると、相手も暗い気持ちになっていくこともあります。心の機敏を感じながら少しずつ進めていくことが大切です。氏の提唱する概念(精神)は当社の重要な精神的柱となっています。

ユニバーサルデザイン 詳説

原則1
誰にでも公平に利用できること
定義 定義:誰にでも利用できるように作られており、かつ、容易に入手できること。
  ガイドライン
1a. 誰もが同じ方法で使えるようにする:それが無理なら別の方法でも仕方ないが、公平なものでなくてはならない
1b. 差別感や屈辱感が生じないようにする。
1c. 誰もがプライバシーや安心感、安全性を得られるようにする。
1d. 使い手にとって魅力あるデザインにする。

原則2
使う上で自由度が高いこと
定義 使う人のさまざまな好みや能力に合うように作られていること。
  ガイドライン
2a. 使い方を選べるようにする。
2b. 右利き、左利きどちらでも使えるようにする。
2c. 正確な操作がしやすいようにする。
2d. 使いやすいペースに合わせられるようにする。

原則3
使い方が簡単ですぐわかること
定義 使う人の経験や知識、言語能力、集中力に関係なく、使い方がわかりやすく作られていること。
  ガイドライン
3a. 不必要に複雑にしない。
3b. 直感的にすぐに使えるようにする。
3c. 誰にでもわかる用語や言い回しにする。
3d. 情報は重要度の高い順にまとめる。
3e. 操作のためのガイダンスや操作確認を、効果的に提供する。

原則4
必要な情報がすぐに理解できること
定義 使用状況や、使う人の視覚、聴覚などの感覚能力に関係なく、必要な情報が効果的に伝わるよ
うに作られていること。
  ガイドライン
4a. 大切な情報を十分に伝えられるように、絵や文字、手触りなど異なった方法を併用する。
4b. 大切な情報は、(例えば大きな文字で書くなど)できるだけ強調して読みやすくする。
4c. 情報をできるだけ区別して説明しやすくする(やり方が口頭で指示しやすくなるように)。
4d. 視覚、聴覚などに障害のある人が利用しているさまざまなやり方や道具でも、情報がうまく伝わるようにする。

原則5
うっかりミスや危険につながらないデザインであること
定義 ついうっかりしたり、意図しない行動が、危険や思わぬ結果につながらないように作られていること。
  ガイドライン
5a. 危険やミスをできる限り防ぐ配慮をすること:頻繁に使うものは最もアクセスしやすくし、危険なものはなくしたり、隔離したり、覆うなどする。
5b. 危険なときやミスをしたときは警告を出す。
5c. 間違っても安全なように配慮をする(フェイルセーフ)。
5d. 注意が必要な操作を意図せずにしてしまうことがないように配慮する。

原則6
無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること
定義 効率よく、気持ちよく、疲れないで使えるようにすること。
  ガイドライン
6a. 自然な姿勢のままで使えるようにする。
6b. あまり力を入れなくても使えるようにする。
6c. 同じ動作を何度も繰り返すことを、できるだけ少なくする。
6d. 体に無理な負担が持続的にかかることを、できるだけ少なくする。

原則7
アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること
定義 どんな体格や姿勢、移動能力の人にも、アクセスしやすく、操作がしやすいスペースや大きさにすること。
  ガイドライン
7a. 立っていても座っていても、重要なものは見えるようにする。
7b. 立っていても座っていても、あらゆるものに楽に手が届くようにする。
7c. さまざまな手や握りの大きさに対応する。
7d. 補助具や介助者のためのスペースを十分に確保する。